- ヨガ
2025.11.28
2025.11.25
薄着になる季節やノースリーブの服を着るとき、「二の腕のたるみ」が気になるという方は多いのではないでしょうか。二の腕のたるみは、日常生活でほとんど使われない筋肉が原因で、一度たるむと自力での引き締めが難しい部位の一つです。
そこでおすすめしたいのが、ホットヨガです。高温多湿の環境で行うホットヨガは、体を芯から温めて筋肉を柔軟にしながら動かすため、普段使われにくい二の腕の筋肉を効率良く刺激し、引き締めるのに最適です。
この記事では、二の腕のたるみが起こるメカニズムから、ホットヨガが引き締めに役立つ理由、そして、たるみを解消して美しく引き締まった二の腕を手に入れるための具体的なポーズと実践のコツを徹底的に解説します。
ホットヨガは、温かい環境で筋肉を柔らかくしながら動くことで、普段使われにくい上半身の筋肉を効果的に刺激します。特に二の腕のたるみ改善や代謝アップに役立つメカニズムを解説します。
二の腕のたるみは、主に上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)の衰えによって引き起こされます。
上腕三頭筋の機能不全:上腕三頭筋は、「二の腕の裏側」にある筋肉で、腕を伸ばしたり、重いものを持ち上げたりする際に使われます。しかし、日常生活でこの筋肉を使う動作は非常に少なく、意識的に鍛えなければすぐに衰えてしまいます。
脂肪の蓄積:使われない筋肉の周りには脂肪が蓄積しやすく、これが「振袖肉」と呼ばれるたるみの主な原因となります。
ホットヨガのポーズには、四つん這いや片腕で体を支える動作が多く、これらが上腕三頭筋や肩周りの筋肉を集中的に刺激します。
上腕三頭筋の活性化:腕立て伏せに似たポーズや、腕を頭上に持ち上げてキープするポーズでは、上腕三頭筋が体重を支えるために常に働き、効率よく筋肉を刺激します。
肩甲骨周りの連動:二の腕のたるみは、肩甲骨周りの筋肉(菱形筋、前鋸筋など)が正しく機能していないことも原因です。ホットヨガでは、これらの筋肉も連動して使うため、姿勢改善と同時に二の腕を引き締めることができます。
▼ホットヨガは肩こりにも効果的。肩周りをほぐしたい方は、こちらの記事も参考にしてください
高温多湿のホットヨガ環境は、二の腕やせを加速させる相乗効果を生み出します。
筋肉の柔軟化:温かい環境は筋肉を柔らかくし、可動域が広がりやすくなります。これにより、普段は硬くて動かしにくい肩関節や肩甲骨を大きく動かせるため、エクササイズの効果が向上します。
血流・代謝の促進:体温が上がることで、全身の血流とリンパの流れが促進されます。これは、二の腕に蓄積された老廃物や余分な水分が排出されやすくなることを意味し、代謝の高い、引き締まりやすい状態を作り出します。
効果的に二の腕を引き締めたい方におすすめの、上半身の筋力を要するポーズを3つ紹介します。ポーズの目的や意識するポイントを理解することで、効果がより実感しやすくなります。
アシュタンガヨガなどで多用されるポーズで、二の腕・肩・体幹を同時に使う代表的な引き締めポーズです。
ポーズの目的:腕の力で体重を支えることにより、上腕三頭筋と体幹(コア)を集中的に強化します。
〇意識するポイント
肘:脇を締め、肘を90度に曲げた状態でキープします。肘が外側に開くと、上腕三頭筋ではなく肩を痛める原因になります。
体幹:お腹を強く引き締め、頭からかかとまでが一直線になる「板」のような姿勢を保ちます。腰が落ちたり、お尻が上がったりしないよう注意しましょう。
逆転のポーズへの準備にもなるポーズで、二の腕の裏側と肩甲骨まわりを鍛えるバランスポーズです。
ポーズの目的:上腕三頭筋と三角筋(肩)の持久力を高め、肩甲骨周りの安定化を図ります。
〇意識するポイント
肘:肩幅に開き、前腕全体で床を押します。
背中:背中を丸めず、肩甲骨を背中に引き寄せるように意識し、腕の付け根から背中の筋肉を使って床を押す感覚を持ちます。
キープ:ポーズをキープする際、肩に負担がかかりすぎないよう、呼吸を止めずに行いましょう。
片腕と片足で体を支える力強い姿勢で、二の腕・ウエストを同時に引き締めるポーズです。
ポーズの目的:体側、腹斜筋を使いながら、片腕の力で体重を支えます。これにより、二の腕への負荷が格段に高まります。
〇意識するポイント
手首:手首の真上に肩がくるように、まっすぐ腕を立てます。
体側:脇腹(体側)が落ちないように、お腹を上向きに引き上げる意識を持ち、体を一直線に保ちます。
目線:バランスが取りにくい場合は、視線を一点に定めるか、床を見つめると安定しやすくなります。
二の腕の引き締め効果を最大化するためには、ただポーズを取るだけでなく、呼吸と姿勢の連動が欠かせません。この意識を持つことで、筋肉をより深く、効率的に活性化できます。
二の腕を引き締めたいからといって、腕の力だけでポーズを支えようとすると、すぐに疲れてしまったり、肘や手首を痛める原因になります。
背中の筋肉を使う:ポーズを支える際は、腕だけでなく、背中の広背筋や肩甲骨周りの筋肉を意識的に使って体を安定させます。特にチャトランガなどのポーズでは、「脇を締め、背中に力を集める」ことで、二の腕の裏側にしっかりと負荷が伝わります。
姿勢の安定:体幹が安定することで、腕にかかる過剰な負担が分散され、二の腕の裏側に効率よく刺激が集中します。
ホットヨガの呼吸法(主に腹式呼吸)を意識的に行うことは、引き締め効果を高めます。
酸素供給:深く呼吸を続けることで、運動中の筋肉に十分な酸素が供給され、疲労物質の蓄積を防ぎ、筋肉の持久力を高めます。
代謝促進:ポーズをキープしている間も呼吸を止めず、お腹を動かすことで、体幹の内臓がマッサージされ、代謝と血流がさらに促進されます。
腕のポーズで肩が耳に近づくほどすくんでしまうのは、肩周りに余計な力が入っているサインです。
首を長く保つ:常に首を長く保ち、肩を耳から遠ざける意識を持ちます。これにより、首や肩の緊張がほぐれ、正しい肩甲骨の位置で二の腕の筋肉を使うことができます。
リラックス:高温の環境では力みやすくなりますが、力を抜くべきところは抜き、必要な筋肉だけを使うように意識しましょう。
▼合わせて知っておきたいホットヨガ全体の効果についてはこちら
ホットヨガの効果は本当?始める前に知っておきたいポイント総まとめ
A. 効果が出るまでの期間には個人差がありますが、一般的に以下の目安で変化を感じる方が多いです。
1ヶ月(週1〜2回):「二の腕周りが温まりやすくなった」「筋肉が使われている感覚」など、体の変化を感じ始めます。
2〜3ヶ月:「腕を振ったときのたるみが減った」「二の腕のラインが引き締まってきた」など、見た目の変化が現れ始めます。
大切なのは、継続することと、ポーズ中に「二の腕の裏側が使われているか」を意識することです。
A. 腕の力が弱い方は、無理に強度が高いポーズに挑戦せず、「プランク」や「テーブルトップ」などの基本のポーズから始めることをおすすめします。
プランク:膝をついた状態(ハーフプランク)から始め、徐々にキープ時間を延ばしましょう。
犬のポーズ(アド・ムカ・シュヴァナーサナ):体を休ませながら、腕と肩の筋肉をストレッチし、強化する効果もあります。
インストラクターに相談し、補助具(ブロックなど)を使って負荷を調整してもらいながら、徐々に力をつけていくのが安全です。
A. 効果が出にくいと感じたときは、以下の2点を見直しましょう。
フォームの正確性:特にチャトランガなどで肘が開きすぎていると、二の腕ではなく肩に負担がかかるだけで、効果が薄れます。ポーズ中に鏡でフォームを確認するか、インストラクターに修正してもらいましょう。
日常生活での意識:日常生活で重いものを持ち上げるときや荷物を持つときも、「手のひらを上向きにして、二の腕の裏側を使う」意識を持つだけでも、エクササイズ効果が高まります。
ホットヨガは、温かい環境で体がほぐれ、普段使われにくい上腕三頭筋を効率的に引き締める理想的なフィットネスです。
温熱効果による代謝アップと、ポーズによる筋肉への直接的な刺激で、たるみの根本原因にアプローチします。
ポーズ中は腕だけでなく、背中と体幹を連動させる意識を持つことで、より深く二の腕の裏側を活性化できます。
フィットネスクラブエイムでは、温熱環境でじっくりと体を整えるホットヨガプログラムをご用意しています。二の腕の引き締めはもちろん、姿勢改善やリフレッシュを目的とした方にもおすすめです。心地よい汗とともに、理想のボディラインを一緒に目指しましょう。
【ホットヨガ実施店舗】
エイムフェイス クアハウスN9 エイムサウスフォート エイムスクエアゲート
監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。