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ステップタッチのやり方と効果|脂肪燃焼にも効くエアロビの基本ステップ

ステップタッチとは?フィットネスでの意味と特徴

ステップタッチは、フィットネスで行われるエアロビクスの中で、最も基本的で広く使われる動作の一つです。文字通り「ステップ(一歩)」と「タッチ(触れる)」を組み合わせた動きで、片足を横に出し、もう一方の足をその足に引き寄せてタッチすることを繰り返します。非常にシンプルでわかりやすいことから、エアロビクスを始めたばかりの人が最初に覚えることが多いステップです。

左右に移動するだけのシンプルな動作

移動するだけのシンプルな動きが、ステップタッチの基本です。これによって全身がバランスよく温まり、本格的な運動に向けた準備ができます。ステップタッチは、特別な道具を必要とせず、狭いスペースでも行えるのが特徴です。激しい動きではないため、運動が苦手な方や体力に自信がない方でも、無理なく取り入れられるのも魅力です。

ウォーミングアップやつなぎで多用される理由

多くのエアロビクスクラスで、このステップタッチはウォーミングアップや、異なる振り付けの間につなぎとして使われます。これは、単調な動きの繰り返しが全身の筋肉を徐々に温め、心拍数を緩やかに上げていくのに適しているからです。また、激しい動きの後にこのステップを挟むことで、呼吸を整え、疲れを和らげる効果もあります。これにより、参加者は無理なくレッスン全体を続けやすくなります。

他のステップや振り付けの起点になる

ステップタッチは、それ自体が完成された動きであると同時に、他のより複雑なステップの起点にもなります。例えば、ステップタッチから足を後ろに引く「バックタッチ」や、前に出す「フォワードタッチ」、さらには膝を上げる「ニーアップ」など、さまざまな動作に発展させることができます。このため、ステップタッチをマスターすることは、エアロビクス全体のスキルアップに直結すると言えるでしょう。

さらに、ステップタッチはグレープバインなど、より複雑なステップの習得にもつながります。

ステップタッチのやり方|初心者向け解説

ステップタッチは、いくつかのポイントを押さえるだけで誰でも簡単に実践できます。ここでは、基本的なやり方から、少し強度を上げるためのアレンジ方法までご紹介します。

基本ステップの手順(4カウントの流れ)

ステップタッチは通常、音楽の4カウントに合わせて行います。

①【カウント1】 右足を真横に一歩踏み出します。

②【カウント2】 左足を右足に引き寄せ、つま先を軽く床にタッチします。このとき、体重は右足にかけたままです。

③【カウント3】 左足を真横に一歩踏み出します。

④【カウント4】 右足を左足に引き寄せ、つま先を軽く床にタッチします。

この①~④の動きを音楽のリズムに合わせて繰り返します。ポイントは、足を引き寄せる時に体重をかけないこと。常に片足に重心を置き、もう片方の足は軽くタッチするイメージです。

歩幅や腰の使い方で運動強度を変える方法

「もっと効果を高めたい!」という方は、歩幅や腰の使い方を少し変えるだけで、運動強度を調整できます。

・歩幅を広くする: 左右に踏み出す幅を広げると、より大きく股関節を動かすことになり、内ももの筋肉への刺激が増します。ただし、膝や足首に負担がかかりすぎないように注意しましょう。

・腰を落とす: 足を横に出すときに少し腰を落とすと、太ももの前や裏側の筋肉にさらに負荷がかかります。スクワットの要素が加わり、より下半身の強化につながります。

腕の動きや手拍子を加えたアレンジ

慣れてきたら、足の動きに合わせて腕も動かしてみましょう。腕を上げ下げしたり、前後に振ったり、横に広げたりするだけでも、全身の有酸素運動としての効果が格段にアップします。また、リズムに合わせて手拍子を打つのもおすすめです。楽しみながら全身を使うことで、飽きずに続けられるだけでなく、リズム感も自然と養われます。

ステップタッチで得られる効果

「ただ横に動いているだけ…?」と思うかもしれませんが、ステップタッチには様々な健康効果が期待できます。シンプルな動作だからこそ、継続することでその効果を実感できるでしょう。

太もも・ふくらはぎを中心とした下半身の引き締め

ステップタッチは、太ももやふくらはぎの筋肉をバランスよく使います。特に、歩幅を広げたり、腰を落とす動作を加えたりすることで、内ももお尻にもしっかりとアプローチできます。これによって、下半身全体の引き締め効果や、筋力アップが期待できます。

下半身をさらに引き締めたい方には、レッグカールもおすすめです。

軽い有酸素運動として脂肪燃焼に効果的

ステップタッチは、心拍数を緩やかに上げていく有酸素運動です。長時間続けることで、脂肪をエネルギーとして消費しやすくなり、脂肪燃焼に効果的です。特に、運動が苦手でハードなトレーニングは続かない…という方でも、このステップタッチなら自分のペースで楽しく続けられるため、運動習慣を身につけるための第一歩として最適です。

リズム感や音楽に合わせる感覚が自然に身につく

エアロビクスでは、音楽のリズムに合わせて体を動かすことが重要です。ステップタッチを繰り返すうちに、自然と音楽の拍子やカウントを意識するようになります。これは、エアロビクスだけでなく、ダンスや他のエクササイズでも役立つスキルです。身体を動かしながら、楽しみながら、リズム感を養うことができます。

ステップタッチをうまくなるためのコツ

ステップタッチは簡単ですが、より効果的で、楽しく続けるためのちょっとしたコツがあります。

足をつくタイミングを音楽のカウントに合わせる

最初は、音楽のリズムよりも自分のペースで動いてしまいがちです。しかし、できるだけ音楽のカウント(「ワン、ツー、スリー、フォー」)に合わせて足をつくように意識してみましょう。これができるようになると、他のステップへの移行もスムーズになりますし、何よりエアロビクスがより楽しく感じられるはずです。

歩幅を広げすぎずリズムに集中する

「効果を上げたい」と最初から歩幅を広げすぎると、リズムが崩れてしまったり、膝や足首に負担がかかることがあります。まずは、無理のない歩幅でリズムに乗ることに集中しましょう。正しいフォームで軽やかに動けるようになってから、徐々に強度を上げていくのが上達への近道です。

慣れたら腰や上半身を加えてリズムに乗る

足の動きが安定してきたら、腰を左右に軽く振ったり、上半身を少しひねったりしてみましょう。身体全体を使ってリズムに乗ることで、単調なステップが表現力豊かなダンスに変わります。これにより、消費カロリーも増え、より全身を使った運動になります。

ステップタッチに関するよくある質問(Q&A)

Q.左右でリズムが合わなくなる時の対処法は?

A.リズムが合わない原因は、多くの場合「足から入ろうと意識しすぎる」ことにあります。まずは音楽の「1」のカウントで体全体を乗せるイメージを持つと安定します。最初は足を大きく動かすよりも、小さな歩幅でリズムだけに集中するのがおすすめです。慣れてきたら歩幅を少し広げていくと、自然に左右の動きも揃いやすくなります。

Q.腕の動きをつける時にバランスを崩さないコツは?

A.腕を大きく振ろうとすると、上半身が先に動いてバランスを崩すことがあります。コツは「足の動きに合わせて自然に腕を添える」こと。最初は軽く手拍子や小さな振りから始めて、徐々に動きを大きくすると安定します。どうしてもバランスが崩れる場合は、肘を軽く曲げて脇を締めるようにすると体幹が安定しやすいです。

Q.ステップタッチだけだと物足りない時の強度アップ方法は?

A.ステップタッチはシンプルなので、慣れてくると負荷が足りないと感じる人もいます。その場合は以下の工夫が効果的です。

◎歩幅を広げる(サイドランジに近い動きになるため下半身強化につながる)

◎腰を軽く落とす(スクワット要素を加えることで強度アップ)

◎両腕を大きく振る/パンチや手拍子を加える(心拍数を上げやすい)

◎音楽のテンポを速める(消費カロリーが増える)

また、他のステップ(例:グレープバイン、ニーアップ)につなげることで、強度と楽しさを同時に高められます。

まとめ|ステップタッチを覚えて楽しくエアロビに挑戦

ステップタッチは、エアロビクスの世界への入り口とも言える、非常に重要な基本ステップです。シンプルな動きでありながら、全身を使った有酸素運動としての効果はもちろん、リズム感を養う、他の複雑なステップを習得するための土台を作るなど、多くのメリットがあります。

運動が苦手な方でも、音楽に合わせて楽しく続けられるのが最大の魅力です。自宅のわずかなスペースでもできるので、「今日から運動を始めたい!」と思っている方は、ぜひこのステップタッチから試してみてください。

フィットネスクラブエイムでは、楽しみながら続けられるエアロビクスプログラムが充実していますので、まずはお気軽に見学体験にお越しください。音楽に合わせて体を動かしながら、健康的で活動的な毎日を一緒に目指しましょう。

監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。

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