- ピラティス
2025.11.27
2025.09.24
ピラティスを始めるにあたって、「どんな服装を選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。ピラティスでは、身体の動きを正確にコントロールすることが非常に重要です。そのため、適切な服装を選ぶことで、より安全に、そして効果的にエクササイズに取り組むことができます。
ピラティスでは、身体のコアを意識しながら、様々な方向へ身体を動かします。特に背骨を丸めたり、ねじったりする動きが多いため、伸縮性の高い素材のウェアが必須です。動きを妨げないストレスフリーな服装を選ぶことで、エクササイズに集中しやすくなります。
ピラティスは激しい有酸素運動とは異なりますが、インナーマッスルを意識してじっくりと身体を動かすため、じんわりと汗をかきます。汗で身体が冷えたり、不快感を感じたりしないよう、吸水速乾性のある素材を選ぶのがおすすめです。コットン素材も良いですが、汗を吸って重くなったり、冷えたりすることがあるので注意しましょう。
ピラティスは、正確なフォームで行うことが最も重要です。そのため、身体のラインに沿ったウェアを選ぶことで、トレーナーやインストラクターがあなたの姿勢を正確に確認しやすくなります。また、あなた自身も鏡を見ながら、どこの筋肉が使われているか、背骨が正しく動いているかなどを把握しやすくなります。ダボダボすぎる服は、身体の動きを隠してしまい、フォームの確認を妨げる可能性があります。
具体的なウェアの選び方を見ていきましょう。それぞれのアイテムに合った素材やデザインを選ぶことが大切です。
ピラティスでは、仰向けやうつ伏せになるポーズが多いため、トップスがめくれ上がってしまうと、ポーズに集中できません。
・フィット感のあるタンクトップやTシャツ:身体にフィットするデザインを選びましょう。お腹周りがゆったりしていると、ポーズ中にめくれてしまいやすいです。
・丈が長めのデザイン:お腹や腰が露出しないように、丈が長めのものを選ぶのも良い方法です。
・ブラトップ一体型:動きがスムーズになり、さらに快適です。
ボトムスは、レギンスを選ぶのが一般的です。
・レギンス:身体にぴったりフィットするため、脚や骨盤の動きが確認しやすく、フォームを正確に把握するのに最適です。
・ショートパンツ:レギンスの上に履くのはOKですが、一枚だと股関節を大きく開くポーズで下着が見えてしまう可能性があるため注意が必要です。
・ジョガーパンツなどのゆったりしたパンツ:動きやすさはありますが、膝や足首の動きが見えにくくなる場合があります。
ピラティスでは、胸をしっかりホールドしてくれるスポーツブラを着用しましょう。普通のブラジャーではワイヤーが当たったり、締め付けが気になったりすることがあります。また、透けにくい素材や色のウェアを選ぶことも大切です。特に、身体を大きく伸ばすポーズで下着が透けてしまうと、集中力が途切れる原因になります。
マットピラティスは、基本的に裸足で行います。これは、足の裏の感覚を研ぎ澄まし、バランスや安定性を高めるためです。
・足裏の感覚を活かす:足の指を動かしたり、土踏まずを使ったりすることで、足裏の筋肉が鍛えられます。これは、姿勢の安定や身体全体のバランス感覚を養うのに非常に重要です。
・滑りにくい:多くのマットは裸足で行うことでグリップが効くように作られています。
衛生面が気になる方や、足が冷えやすい方は、滑り止め付きのソックスを履くことも可能です。このソックスは、マットの上で滑りにくく、裸足に近い感覚でエクササイズができます。ただし、一般的な靴下は滑りやすく危険なため、必ず滑り止め付きのものを選びましょう。
スタジオの環境や季節に合わせて、ウェアを調整することも大切です。
夏の暑い時期は、吸水速乾性の高い薄手のトップスやレギンスを選ぶのが基本です。汗をしっかり吸収し、ベタつきを防いでくれる素材がおすすめです。
冬場や冷房が効いたスタジオでは、身体が冷えやすいことがあります。
・長袖のトップスや薄手のパーカーを上に羽織るのがおすすめです。
・ウォーミングアップの時は羽織りものを着用し、身体が温まってきたら脱いで、体温調節をしましょう。
・動きを妨げない、ストレッチ性の高い素材を選ぶことがポイントです。
ピラティスの効果を最大限に引き出すために、避けるべき服装も知っておきましょう。
ジーンズや厚手のスウェット、その他の硬い素材の服は、動きを大きく制限します。股関節や膝を曲げる動きが困難になるだけでなく、生地が突っ張って集中できなくなります。
身体のラインが全く見えないほどダボダボのウェアは、インストラクターがあなたのフォームを確認できず、適切なアドバイスが難しくなります。また、ポーズ中に裾が絡まってしまうこともあり、危険です。
ボタン、ファスナー、リボン、スタッズなどの装飾や金具が付いている服は避けましょう。マットに当たって傷つけたり、寝転がった時に身体に当たって痛みを感じたりする原因になります。
服装以外に、ピラティスのクラスに持っていくと便利なものをまとめてみました。
・ヨガマット:多くのスタジオでレンタルできますが、自分専用のものを用意すると清潔で、愛着が湧きます。
・タオル:汗を拭くために、一枚は用意しておきましょう。
・水分補給用のドリンク:エクササイズ中の水分補給は欠かせません。蓋つきのボトルがおすすめです。
・髪ゴム・ヘアバンド:長い髪の方は、ポーズ中に邪魔にならないようにまとめておきましょう。
A.ジャージでも可能ですが、裾が広がったり生地が厚いと動きづらく、インストラクターがフォームを確認しにくい場合があります。レギンスや伸縮性のあるパンツを選ぶと快適に動けます。
A.男性も女性と同じく、伸縮性があり体にフィットする服装がおすすめです。トップスはTシャツや速乾素材、ボトムスはジョガーパンツやレギンス+ショートパンツの組み合わせが快適です。
A.下着はワイヤー入りブラよりもスポーツブラが安全で動きやすいです。髪はポーズの妨げにならないように結ぶのがベスト。大きなアクセサリーはケガや器具の破損につながるので外しておきましょう。
ピラティスは、身体を正確に動かすことが非常に大切なエクササイズです。そのため、動きやすさ、フィット感、吸水性を兼ね備えた適切な服装を選ぶことで、より集中して取り組むことができ、結果的にエクササイズの効果を高めることができます。また、マットやタオル、水分補給用のドリンクといった持ち物を事前に準備しておくことも大切です。
フィットネスクラブエイムでは「マットピラティス」に加え、10月からは新しく「レズミルズピラティス」もスタートします。快適な服装と持ち物を整えたら、ぜひスタジオで実際のプログラムを体験してみてください。あなたのライフスタイルに新しい健康習慣をプラスしましょう。
監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。