- ヨガ
2025.11.28
2025.08.25
ヨガを少しでも体験したことがある人なら、必ずと言っていいほど出会うポーズが「ダウンドッグ(Adho Mukha Svanasana/アド・ムカ・シュヴァーナーサナ)」です。日本語では「下向きの犬のポーズ」と呼ばれ、ヨガの基本中の基本とも言える存在です。
シンプルに見える体勢ですが、実際にやってみると意外と奥が深く、体の隅々まで効果をもたらしてくれる万能ポーズです。本記事では、ダウンドッグの由来や意味、5つの代表的な効果、正しいやり方と注意点、続けるコツ、よくある質問などをわかりやすく解説します。
ヨガを日常に取り入れて心身を整えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ダウンドッグ」は、両手と両足をマットにつけ、腰を持ち上げて逆V字型の姿勢をつくるポーズです。名前の由来は、犬が伸びをする姿に似ていることからつけられました。
ヨガのシークエンスにおいては、ウォームアップにもクールダウンにも活用される「中継ポーズ」であり、呼吸を整える時間としてもよく使われます。全身を大きく使うため、柔軟性の向上や筋力強化に役立つだけでなく、リラックス効果もあるのが特徴です。
また、初心者から上級者まで幅広く実践できるため「ヨガの縮図」とも呼ばれることもあります。
ダウンドッグは全身にアプローチする万能ポーズです。ここでは代表的な5つの効果を紹介します。
デスクワークや立ち仕事で凝りやすい肩、腰、脚の筋肉を一度にストレッチできます。特にハムストリングス(太もも裏)やふくらはぎの柔軟性を高める効果が大きく、下半身の疲労回復にも役立ちます。
背骨をまっすぐ伸ばすため、猫背や反り腰の改善に効果的です。継続すると自然に正しい姿勢が身につき、肩こりや腰痛の予防にもつながります。
頭を下げて呼吸を深めることで副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。精神的な緊張を和らげ、ストレス解消にも効果的です。
逆転のポーズにより下半身から心臓への血流が促進されます。これにより冷え性やむくみの予防、脳のリフレッシュ効果も期待できます。
腕や脚だけでなく、腹部や背中の体幹をしっかり使うため、基礎代謝が高まりやすくなります。結果としてダイエットやボディメイクのサポートにも効果があります。
効果を最大化するためには正しいフォームが重要です。
フォームを誤ると肩や腰に負担がかかりやすくなるため、まずは基本の流れを理解しましょう。ここでは、正しい姿勢の手順と意識すべきポイント、よくあるミスの対処法を解説します。
継続は力なり。ダウンドッグを習慣化することで柔軟性や姿勢改善の効果が定着します。この章では、初心者でも無理なく続けられる練習のコツと、レベルに応じて挑戦できるポーズのバリエーションを紹介します 。
└ハムストリングスが硬い人は膝を少し曲げることで背中を伸ばしやすくなります。曲げたままでも十分効果があります。
└柔軟性がついてくると自然にかかとが床に近づくので、最初は無理に下げなくてもOKです。
└ 最初から長くキープしようとせず、数呼吸だけを繰り返すのがおすすめ。徐々に30秒〜1分へと延ばしていきましょう。
→ はい、大丈夫です。背中を伸ばすことを優先してください。続けるうちに柔軟性が増し、自然にかかとも床に近づきます。
→ 手首に体重が集中している可能性があります。指全体で床を押す、タオルを敷く、肩や体幹を意識するなどで改善できます。
→ 週2〜3回の継続がおすすめです。1回数分でも十分効果があります。習慣化すれば1〜2か月で姿勢や体の軽さに変化を感じられるでしょう。
ダウンドッグは、肩・背中・脚のストレッチ、姿勢改善、自律神経の安定、血流促進、代謝アップなど、数多くの効果を持つ万能ポーズです。初心者でも無理なく取り入れることができ、日常生活のあらゆるシーンで役立ちます。
今日から数分だけでも取り入れてみてください。きっと心身の変化を実感できるはずです。
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監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。