- ヨガ
2025.11.28
2025.08.18
ホットヨガを始めてみたいけれど、「何を持参すればいいのかわからない」「忘れ物をして困ったらどうしよう」と悩んでいませんか。高温多湿な環境で行うホットヨガには、通常のヨガとは異なる特別な準備が必要です。
この記事では、ホットヨガスタジオでの指導経験を持つ専門家の視点から、初心者の方が安心してホットヨガを始められるよう、必要な持ち物を必須アイテムから便利グッズまで詳しく解説します。また、持ち物を最小限に抑える方法や、男性向けの注意点についてもお伝えしていきます。
ホットヨガを快適に楽しむために、まずは必ず持参したい基本アイテムから確認していきましょう。これらの持ち物は、レッスンの安全性と快適性を確保するために欠かせません。
ホットヨガにおいて最も重要な持ち物が水です。室温38~40度、湿度60~65%という高温多湿な環境で身体を動かすため、想像以上に大量の汗をかきます。60分のレッスンでは約500ml~1リットル、90分のレッスンでは1.5リットル程度の水分補給が理想的です。
水の温度は常温がおすすめです。暑い環境にいると冷たい水を飲みたくなりますが、温まった身体に急激に冷たい水を入れると胃腸に負担をかけてしまう可能性があります。ペットボトルやプラスチック製のボトルを使用し、金属製のボトルは避けましょう。金属製のボトルはスタジオの熱で熱くなり、火傷の危険があります。
ヨガウェアは、ホットヨガにおいて快適性を左右する重要なアイテムです。特別なブランドのウェアである必要はありませんが、素材とフィット感にこだわることが大切です。
汗を大量にかくため、速乾性と吸汗性に優れた化学繊維(ポリエステルやナイロン)素材がおすすめです。綿素材は汗を吸うと重くなり、乾きにくいため避けた方が良いでしょう。また、身体にフィットしすぎず、かといってダボダボでもない適度なサイズ感を選ぶことで、様々なヨガポーズを無理なく行えます。
男性の場合は、Tシャツとハーフパンツまたはレギンスの組み合わせが一般的です。女性の場合は、カップ付きキャミソールやタンクトップにレギンスやヨガパンツを合わせるスタイルが人気です。
ホットヨガでは大量の汗をかくため、タオル類は必需品です。フェイスタオルはレッスン中の汗拭き用として、バスタオルはシャワー後の身体を拭く用として使用します。
フェイスタオルは、汗をかきやすい方は2枚程度持参すると安心です。バスタオルについては、多くのスタジオでレンタルサービスを提供していますが、肌触りや衛生面にこだわりたい方は自分のものを持参することをおすすめします。
替えの下着は、忘れがちですが絶対に必要な持ち物です。ホットヨガでは下着まで汗でびっしょりになるため、レッスン後のシャワーを快適に過ごすためにも必須アイテムです。
下着は基本的にレンタルできないため、忘れてしまうと汗で濡れた下着を再び着用することになってしまいます。特に初心者の方は忘れやすいアイテムなので、ヨガバッグに常に予備を入れておくことをおすすめします。
男性の場合の下着選びのポイント
男性の場合、ボクサーパンツやトランクスなど、普段着用している下着で問題ありません。ただし、速乾性のある素材を選ぶと、万が一忘れてしまった場合も多少快適に過ごせます。
ヨガマットは、安全で快適なヨガ実践のために重要なアイテムです。滑り止め効果があり、膝や肘などの関節を保護する役割があります。
多くのスタジオではヨガマットのレンタルサービスを提供していますが、衛生面が気になる方や、マットの厚みや素材にこだわりたい方は自分のものを持参しましょう。持参する場合は、6mmから8mm程度の厚みがあるものが、ホットヨガの様々なポーズに適しています。
ヨガラグは、ヨガマットの上に敷く薄い布で、汗でマットが滑りやすくなることを防ぎます。特にホットヨガでは汗の量が多いため、ヨガラグの使用をおすすめします。
ビニール袋は、汗で濡れたヨガウェアや下着を持ち帰る際に必要です。防水性のあるランドリーバッグや、使い捨てのビニール袋を複数枚用意しておくと便利です。
透明なポリ袋であれば100円ショップで購入でき、コストを抑えられます。ヨガバッグの中に常に数枚ストックしておくことで、忘れる心配もありません。
髪が結べる長さの方にとって、ヘアゴムは必須アイテムです。ホットヨガでは様々な動きやポーズを取るため、髪が顔にかかると集中力が削がれてしまいます。
また、逆転のポーズなど頭を下にする動きの際に、髪が結ばれていないと髪を踏んでしまったり、引っ張ってしまう危険性があります。男性でも髪が長い方は、必ずヘアゴムを持参しましょう。
スタジオによっては、会員証の提示が必要な場合があります。また、初回体験の方は身分証明書が必要になることが一般的です。
最近では、スマートフォンアプリで会員認証を行うスタジオも増えていますが、念のため会員証も持参しておくと安心です。
ホットヨガのレッスン後は、大量の汗をかいた状態でシャワーを浴び、身支度を整える必要があります。ここでは、快適にレッスン後の時間を過ごすために必要な持ち物をご紹介します。
ホットヨガで大量の汗をかいた後は、肌のケアが重要になります。シャワー後の肌は特に乾燥しやすい状態になっているため、しっかりとした保湿ケアが必要です。
化粧水、乳液、美容液など、普段使用しているスキンケア用品を持参しましょう。スタジオによってはアメニティとしてスキンケア用品を用意している場合もありますが、肌質に合わない可能性もあるため、敏感肌の方は特に自分の物を持参することをおすすめします。
レッスン後に予定がある方や、公共交通機関を利用して帰宅する方は、メイク用品の持参が必要です。ホットヨガは基本的にノーメイクで行うため、レッスン後に改めてメイクをすることになります。
ベースメイクから仕上げまで、普段使用している化粧品を一通り持参しましょう。パウダールームの混雑を避けるため、コンパクトなメイク用品を選ぶと便利です。
ホットヨガはノーメイクで行うのが理想的ですが、軽いメイクで来店される方もいらっしゃいます。その場合、レッスン前にメイクを落とすためのクレンジングが必要です。
また、大量の汗をかいた後は、しっかりと洗顔することで肌を清潔に保てます。スタジオによってはアメニティとして用意されている場合もありますが、肌に合ったものを使いたい方は持参しましょう。
レッスン後のシャワーでは、汗をしっかりと洗い流すことが大切です。多くのスタジオではシャンプーやボディソープをアメニティとして提供していますが、髪質や肌質にこだわりがある方は自分の物を持参することをおすすめします。
特に敏感肌の方や、普段使用しているシャンプーに強いこだわりがある方は、使い慣れた製品を持参することで、肌トラブルを避けられます。
ヨガウェアで来店し、レッスン後に着替える方は、替えの洋服が必要です。シーズンに応じた服装を準備し、帰宅時の気温も考慮して選びましょう。
また、レッスン後は身体がまだ温まっている状態なので、急激に身体を冷やさないよう、調整しやすい服装を選ぶことをおすすめします。
基本的な持ち物に加えて、ホットヨガをより快適に楽しむためのオプションアイテムをご紹介します。これらの持ち物は必須ではありませんが、持参することでより快適なヨガ体験ができます。
共用のヨガマットや器具を使用する際に、除菌用ウェットティッシュがあると衛生的に安心です。また、自分のヨガマットを使用した後のお手入れにも活用できます。
アルコール系の除菌シートは、汗で濡れたマットを清潔に保つのに効果的です。ただし、ヨガマットの素材によっては傷める可能性があるため、ヨガ用品専用の除菌スプレーを使用することをおすすめします。
ヨガブロックやストラップは、正しいポーズを取るためのサポート用具です。特に初心者の方や身体の柔軟性に不安がある方にとって、これらのアイテムは非常に有用です。
多くのスタジオでは備品として用意されていますが、自分専用のものを使いたい方は持参しましょう。ヨガブロックは正座や前屈のポーズでサポートとして使用し、ストラップは肩周りのストレッチや背中のポーズで活用できます。
発汗作用のあるボディクリームは、ホットヨガの効果をより高めたい方におすすめのアイテムです。気になる部位に塗ることで、新陳代謝を促進し、より効率的に汗をかくことができます。
ただし、肌に合わない場合もあるため、事前にパッチテストを行い、初回使用時は少量から始めることをおすすめします。
レッスン後の栄養補給として、サプリメントやプロテインを持参する方もいます。ホットヨガで大量の汗をかいた後は、水分だけでなくミネラルも失われるため、適切な栄養補給が重要です。
ただし、レッスン直前の摂取は消化に負担をかける可能性があるため、レッスン後の摂取をおすすめします。
ホットヨガ後の肌は、大量の汗をかいた後で乾燥しやすい状態になっています。シャワー後の保湿ケアとして、ボディクリームやローションを持参すると良いでしょう。
特に乾燥肌の方や、季節的に肌が乾燥しやすい時期には、しっかりとした保湿ケアが大切です。
女性の方は、万が一の場合に備えて生理用品を持参することをおすすめします。ホットヨガは生理中でも参加可能ですが、激しい動きは避け、リラックス系のプログラムを選ぶことが大切です。
生理中は、特に逆転のポーズや開脚系のポーズは控えめにし、身体の状態に合わせてレッスンに参加しましょう。
ホットヨガの持ち物は数が多くなりがちですが、工夫次第で荷物を軽減できます。ここでは、効率的に持ち物を管理し、通いやすさを向上させる方法をご紹介します。
多くのホットヨガスタジオでは、様々なアイテムのレンタルサービスを提供しています。ヨガマット、タオル類、ヨガウェアなど、かさばるアイテムをレンタルすることで、持ち物を大幅に減らすことができます。
レンタル料金はスタジオによって異なりますが、持参する手間や洗濯の負担を考えると、コストパフォーマンスの良い選択といえます。特に職場からそのまま通う方や、公共交通機関を利用する方にとって、レンタルサービスは非常に便利です。
水やアメニティ類は、スタジオ内で購入できる場合があります。毎回購入するとコストがかかりますが、特に荷物を軽くしたい日や、うっかり忘れてしまった時には重宝します。
また、多くのスタジオでは会員向けの割引価格で商品を提供している場合もあるため、事前に価格を確認しておくと良いでしょう。
持ち物を減らすために、一つで複数の役割を果たすアイテムを選ぶことも効果的です。例えば、大判のヨガラグはヨガマットの代わりとしても、バスタオルとしても使用できます。
また、オールインワンタイプのスキンケア用品を選ぶことで、化粧水、乳液、美容液を一つにまとめることができます。
近年、男性のホットヨガ参加者も増加していますが、女性と比べて情報が少ないのが現状です。ここでは、男性特有の注意点と推奨する持ち物についてご説明します。
男性のヨガウェアは、動きやすさと適度な露出のバランスが重要です。Tシャツやタンクトップにハーフパンツまたはレギンスの組み合わせが一般的ですが、スタジオの雰囲気や参加者の服装に合わせて選ぶことも大切です。
レギンスに抵抗がある方は、ストレッチ性の高いハーフパンツでも十分ですが、膝立ちのポーズが多いプログラムでは、膝の保護のために長めのパンツをおすすめします。
男性は一般的に女性よりも汗の量が多く、臭いも強くなりがちです。そのため、デオドラント製品の使用や、レッスン後の入念なシャワーが重要になります。
また、汗拭きタオルは多めに用意し、こまめに汗を拭き取ることで、周囲への配慮も忘れずに行いましょう。
男女共用の更衣室やシャワーを利用する場合は、特に配慮が必要です。更衣時間を短縮する、シャワー利用時間を適切に管理するなど、他の利用者への配慮を心がけましょう。
また、大きな声での会話や長時間の滞在は避け、快適な環境作りに協力することが大切です。
ホットヨガは室内で行いますが、スタジオへの往復や着替えの際に季節を考慮した準備が必要です。ここでは、季節ごとの特別な注意点をご紹介します。
夏季は外気温も高いため、スタジオへの移動だけでも汗をかきやすくなります。レッスン前の水分補給をより意識し、日焼け止めや帽子などの紫外線対策も忘れずに行いましょう。
また、夏場は雑菌が繁殖しやすいため、汗で濡れた衣類の管理により注意を払う必要があります。
冬季は外気温が低いため、レッスン後の急激な温度変化に注意が必要です。保温性のある上着や、首元を温められるストールなどを準備しておくと良いでしょう。
また、乾燥しやすい季節のため、保湿ケア用品をより充実させることをおすすめします。
梅雨時期は湿度が高く、汗で濡れた衣類が乾きにくくなります。防水性の高いランドリーバッグや、速乾性タオルの使用がより重要になります。
また、カビや雑菌の繁殖を防ぐため、使用後の道具は早めに洗濯し、しっかりと乾燥させることが大切です。
ホットヨガ初心者の方によくある疑問やトラブルについて、具体的な対処法をご紹介します。事前に知っておくことで、安心してレッスンに参加できます。
最も重要な水を忘れた場合は、必ずスタジオで購入するか、近くのコンビニエンスストアで調達しましょう。脱水症状は危険であり、無理をしてはいけません。
タオルやヨガウェアを忘れた場合は、多くのスタジオでレンタルサービスを提供しているため、スタッフに相談してください。替えの下着を忘れた場合は、レッスン後のシャワーを諦めるか、近くの店舗で購入することになります。
ホットヨガの持ち物は多くなりがちですが、大きめのトートバッグやリュックサックを使用することで解決できます。また、キャリーケース型のヨガバッグも販売されており、重い荷物の持ち運びが楽になります。
どうしても荷物が多い場合は、前述のレンタルサービスや個人ロッカーの利用を検討してください。
ホットヨガ用のバッグは、濡れたものと乾いたものを分けて収納できるタイプがおすすめです。防水性のあるコンパートメントが付いているバッグや、専用のヨガバッグを選ぶと便利です。
サイズは、ヨガマットを持参する場合は30L以上、レンタルを利用する場合は20L程度が目安となります。
共用のヨガマットや備品を使用する際は、除菌シートで清拭してから使用することをおすすめします。また、自分のヨガマットや道具も使用後は清潔に保ち、定期的に洗濯や除菌を行いましょう。
特に夏場や湿度の高い時期は、雑菌の繁殖に注意し、使用後は早めに乾燥させることが大切です。
ホットヨガの持ち物について詳しく解説してきましたが、実際にホットヨガを始める際は、充実した設備とサービスを提供するスタジオを選ぶことが重要です。
フィットネスクラブエイムでは、ホットヨガ初心者の方にも安心してご利用いただけるよう、充実したレンタルサービスと清潔な環境をご提供しています。
ホットヨガに興味をお持ちの方は、ぜひ一度フィットネスクラブエイムの体験レッスンにお越しください。専門スタッフが持ち物から当日の流れまで、丁寧にご案内いたします。
監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。