- エアロビクス
2025.11.13
2025.08.21
エアロビクスは、有酸素運動の代表格として長年多くの人に親しまれてきました。音楽に合わせて身体を動かし、ステップや振り付けを組み合わせることで全身を使う運動効果が得られます。一方で、初めて挑戦する方からは「思ったより難しい」「ついていけない」という声が多いのも事実です。
しかし、この“難しさ”は決して異常なことではありません。むしろ、最初は誰でも難しく感じるのが自然です。新しい動きやリズムに身体を慣らすには時間がかかりますし、集団の中で動くことに緊張を覚える人も多いでしょう。大切なのは、その難しさを「自分には向いていない」という証拠ではなく、「これから成長できる余地があるサイン」として捉えることです。
初めてエアロビクスを経験する人が難しさを感じる理由には、大きく分けて心理的な要因と身体的な要因があります。
難しさは常に同じではなく、特定のタイミングで強く感じやすくなります。大きく分けて3つのタイミングがありますので紹介します。
初心者がつまずきやすい原因はさまざまですが、大きく分けると以下の4つに集約できます。ここでは、エアロビクスが難しくなる4つの原因について詳しく見ていきましょう。
エアロビクスは、基本ステップを組み合わせて振り付けを構成します。
マーチ、Vステップ、グレープバイン、キック、ニーアップ──これらが連続すると、初心者は「次は何だったっけ?」と考えてしまい、反応が遅れます。
特に「前半の動きを覚えている間に後半が始まってしまう」現象は初心者にはよく起こります。焦らずに回数を重ねて少しずつ覚えることで最後までできるようになります。
日常生活で音楽のリズムに合わせて動くことはあまりありません。特にスピードが速い曲では、ステップ切り替えのタイミングが掴みにくくなります。初心者は動きの正確さよりもまずリズムを感じ取ることが最優先です。テンポに乗る感覚が身につくと、振り付けの習得スピードも上がります。
ステップを覚えていても、途中で息が上がってしまえば動きが乱れます。特に太ももやふくらはぎの筋持久力が不足していると、方向転換やジャンプ系の動作で遅れやすくなります。
また、股関節や肩の柔軟性が足りないと動きが制限されるため出来ない動きが出てきます。動きもぎこちなくなるので柔軟性は不可欠です。
グループレッスンでは、他の参加者の動きが視界に入ります。自然と自分と比べてしまい、「あの人はできているのに…」という気持ちが生まれます。この心理的負担が集中力を奪い、結果的に動きが乱れミスが増える悪循環となります。
難しさを乗り越えるには、原因ごとに対策を講じることが効果的です。ここでは、「難しい」を克服するための4つの方法を詳しく見ていきましょう。
いきなり中級や上級クラスに挑戦すると挫折のリスクが高まります。まずは初心者向けクラスや基礎ステップの習得クラスで、動きを一つずつ覚えることから始めましょう。
動きに必死になると呼吸が乱れがちです。音楽の拍に合わせて自然な呼吸を意識することで、疲れにくくリズムにも乗りやすくなります。
「今日はステップの順番を間違えずにやる」「前半だけは集中してリズムに乗る」など、小さな達成目標を持つことで成功体験が増え、自信に繋がります。
レッスンに通いやすい時間帯やエアロビクスを行うジムまでの距離の近さも重要です。日頃のスケジュールに組み込みやすい習慣を作ることで、自然と継続率が高まります。
エアロビクスは、環境次第で「難しい」から「楽しい」へ大きく変わります。ここでは、初めてでも安心して続けられる環境の見つけ方を3つ紹介します。
ホームページのプログラムやチラシに「初心者おすすめ」「基礎」と記載されたクラスを探しましょう。強度やレベルが明記されている場合は最も難易度が低いものから選びましょう。
文章や説明だけでは、自分に合うかどうか判断が難しいものです。実際に体験して、インストラクターの雰囲気や参加者の層、音楽のテンポなどを確認するのが確実です。
フィットネスクラブエイムでは、初心者向けのエアロビクス体験プログラムを随時実施しています。基礎ステップから丁寧に教えるため、「ついていけない」不安を解消しやすい内容です。申込みはHPの体験予約から行うことができます。
エアロビクスが難しいと感じる瞬間は誰しもが経験するものです。ここでは、難しいと感じる人によくある質問をご紹介します。
A. 運動神経がなくても問題ありません。最初はリズムや動きに戸惑うことがありますが、基礎ステップから始めれば少しずつ慣れていきます。むしろ回数を重ねることで動きが体に馴染んでいくので、初心者こそ挑戦しやすい運動です。
A. 最初からすべての動きを完璧に真似しなくても大丈夫です。一番大切なことは止まらずに体を動かし続けることです。自分のペースで簡単な動きだけを続け、少しずつ新しい動きを覚えていくのが上達のコツです。
A. 週1〜2回のペースで1〜2か月続けると、ほとんどの人が基本の動きに慣れてきます。定期的に続けることが大切なので、無理のないペースで通える環境を選ぶと長く続けやすいです。
エアロビクスは、最初は誰でも難しく感じるものです。しかし、その理由と対策を知ることで、挫折せずに続けられる可能性はぐんと高まります。「完璧」を目指すのではなく「楽しむ」ことが最も大切なことです。
初めて挑戦する方からは「思ったより難しい」「ついていけない」という声が多いのも事実ですが、この記事を読んで「体験してみよう」「できる気がする」と思ってもらえたなら嬉しいです。
もし一歩を踏み出そうとしているなら、まずは初心者向けクラスや体験プログラムから始めてみましょう。新しい自分に出会えるきっかけが、そこにあります。
監修:舛井達郎 エイムのマーケティングに携わり、紙媒体やWeb広告の運用を行っている。動画や広告制作も担当し幅広い業務に従事。フィットネスの普及のため、運動の方法や健康についてインスタグラムでの発信も行っている。