フレイルになると、何が大変なの?—地味に悪いのが一番大変!—

こんにちは!フィットネスクラブエイムです。

最近我々が口を酸っぱくしてお伝えしている「フレイル」ですが、ご存知でしょうか。

フレイルとは…
「加齢に伴う心身の衰弱」と言われています。体だけでなく、心も衰弱するとは…?
その仕組みは以下です!


フレイルの状態は?

このように、体の少しの不調からどんどん負の連鎖が始まってしまいます。
とくにこの2年半、コロナ禍で行動制限もあり、運動量が極端に減っていることはありませんか?
実際に会員様のお声を聞くと、
「週4回は来てたエイムが、週2回程度になったかも…?」
「エイムの他に友達と散歩やハイキングにも行っていたが、それがなくなった」
「旅行が趣味で全国いろんな場所に行ったが、機会が減って歩くことが減った」
「人混みを避けるから、買い物もネットが中心になった」
「今年の夏は熱中症が怖くて外にでれない」
「定期的に集まっていた友人たちも、コロナ禍で連絡をあまりとらなくなった」
などなど…
そんな些細なことがきっかけで、フレイルに近づくことがあるんです。


心と体は非常に密につながっており、体の調子が悪ければ心の調子も悪くなる。
逆に、心の調子が悪ければ体の調子も悪くなる。
この場合、心から調子を良くするのは、とっても大変で難しいことです。
よほど訓練や修練を積んで、セルフコントロールができる超人みたいな人であれば、
自分自身で心の調子を整えていくのかもしれませんが、私を含め、ほとんどの人は心が元気ないときに
「元気になろう!」と決めただけで元気になる人なんて、見たことありません!

そんな時はどうするか?
答えは「カタチから入る」です。つまり、体(外側)から元気になるように、体を動かすことが重要です。

いきなり激しい運動をする必要はありません。
まずはお家の周りを15~20分程度お散歩するだけでもOK!
熱中症が怖い方は、日傘や少しでも涼しい早朝、夕方以降など時間帯も選んでいくと良いですが、
難しい場合にはやはり室内運動が安心ですね。
フレイル予防として、
・毎日の歩行+10分
・タンパク質を意識した食事
・人に会う
これだけでも充分予防になっていきます。詳しくは厚生労働省のこちらの資料もぜひご覧ください!
フレイル予防(厚生労働省)

大病なわけでも、まだ介護が必要なわけでもない。
でも、「なんだか体がしんどいなぁ。前と違って元気ないなぁ。」と感じている、
または周りがそう心配している状態は、フレイル予備軍(またはフレイルかも!)です。
ご自身の健康は家族を含め、周りみんなを健康にしていく連鎖があると思います。
ぜひこれを機会に、また運動を少しずつスタートしていってくださいね。

Enjoy! Fitness Life!!


大塚製薬様とフレイル対策研修会を開催いたしました!

フィットネスクラブエイムでは、大塚製薬様のご協力で心身の衰弱「フレイル」について、
スタッフ向け研修会を実施していただきました。

近年、健康課題となっているフレイル。
「大きな病気ではないから大丈夫」と考えていると、少しずつ筋力の低下や体調の不良が蓄積されていきます。
スタッフ向け研修では、専門知識の向上により、会員さまだけでなく、地域の皆さまへの健康課題解決に向け、指導スキルアップを行っております。


#エイムスカイシップ での研修風景


#エイムフェイス での研修風景

フィットネスクラブエイムでは、握力測定などでご自身のフレイルチェックが可能です。
気になる方は、お気軽にスタッフまでお声がけください!

また、エイムでは企業様に向けたセミナーや運動派遣も行っております。
従業員の皆さまの健康づくりの一環として、ぜひご活用くださいませ。


大塚製薬様とフレイル対策研修会を開催いたしました!

フィットネスクラブエイムでは、大塚製薬様に店舗までお越しいただき、
加齢に伴う心身の衰弱「フレイル」について、スタッフ向け研修会を行いました。

・フレイルとは
・何が問題なのか
・対策としてどうしたらよいのか

など、専門的な知識を学び、会員さまをはじめ、地域の皆さまの将来的な健康課題解決に向け、
エイムスタッフ一同これからも健康知識・指導スキルの向上に取り組んで参ります!


#エイムスカイシップ 研修会の様子


#エイムフェイス 研修会の様子


フィットネスクラブエイムでは、握力測定などでご自身のフレイルチェックができます!
ご自身のフレイル度をチェックし、普段の運動や生活習慣の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
そのほか、体の気になることや運動で知りたいことがあれば、お気軽にスタッフまでお声がけくださいね!


梅雨の季節、体調管理に注意しましょう!


こんにちは!フィットネスクラブエイムです。

6月は梅雨の時期。春の爽やかな空気から一遍、湿り気のあるジメジメした空気が気になりますね。
日本には四季がある、と言いながら、この梅雨という季節もキーになっていきます。

昔から、「季節の変わり目は風邪をひきやすい」と言われませんか?
夏風邪が流行りだすのもこのころ。昨今、コロナ禍でマスクや手指の消毒は徹底され、
インフルエンザや風邪の方も例年に比べて数は少ないという報道もありましたね。
冬に近づくにつれ、体の冷えや変化に注意することは多くなっても、この季節は意外と見逃し気味では?!

梅雨時期に体調を崩しやすい理由は?

梅雨時期、ジメっとして日中は蒸し暑くなってくるときです。
エアコンを入れようにも、冷房にするとまだ寒いし、もったいないような気も…
かといって、扇風機まではまだいらないし、でもなんとなく蒸してて気持ち悪い!
そんなときには「冷たいもの」が欲しくなりますよね。
町の中華屋さんでは「冷やし中華はじめました」のポスターがかけられ、
お家でもそうめんや冷たいドリンクの出番が増えてくるのではないでしょうか?
※石川県民ご用達の8番ラーメンのざるラーメンにも季節を感じますよね!


体が火照っているときに、冷たいものを摂取するのは体温を下げるために必要なことです。
しかし、梅雨時期はまだそこまでなはず。体感的に「湿度」が高くなると暑く感じるので、感覚的には暑さが勝ってしまいます。
さらに、体内は春の状態から「次は夏だぞ!」と準備をしている状態。
消化器官も、春の野菜たちで渋みや灰汁をわざと取り入れ活性化させ、夏場の厳しい状況でも食事をしっかり摂取して消化する準備をしています。この状態の中で、連日冷えたものばかりを飲み食いすると、胃腸はびっくりして消化が追いつかない!なんてことも。

胃腸の調子が良くなくなり、からだの中心部であく腹部が冷えると、それは全身に響きます。
さらに梅雨時期は朝晩がまだ比較的涼しく、もし雨にぬれたりもすれば体は一気に冷え切ってしまいます。
体の中も外も冷え切れば、体温を上げる術がないため一気に低くなり、風邪をひきやすい…という流れです。
冷たいものを食べたくなる気持ちもわかりますが、意識的に温かいものも選び、体の中から夏の準備をしていきましょう!

Enjoy! Fitness Life!


座ってる時間が長いと、死亡リスク増!?

こんにちは!フィットネスクラブエイムです。

みなさん、一日にどのくらい座っている時間があるか、把握されてますか?


気づけばずっと座ってる…?

一般的な会社の事務員として勤める場合、9:00~18:00の勤務時間があるとします。
お昼休憩を除けば、勤務時間は8時間です。
基本、デスクに座った状態で作業を行うと想定し、コピーやトイレ休憩、他部署への相談などで席を立つと思っても、一時間に10分あるかないかではないでしょうか?そうすると6時間は座っている時間があると想定。
さらに、休憩が1時間あったとしても、食事をする際には基本座りますから、最低30分は座っていると仮定。
車社会の地方では、自家用車での運転があるので、これが往復1時間と仮定。
帰宅して、諸々の家事や育児を行うとしても、食事の時間やリラックスタイムで座っている時間が最低1時間あると仮定。

そうすると、ざっと単純計算しただけでも、一日に座っている時間は9.5時間ほど。
一日は24時間。最低6時間を睡眠にとっているとして、起きている時間は18時間。起きている時間の半分ほどを座って生活していることになります。

最新運動疫学研究では、座っている時間が長いほど、総死亡リスクがあがるといった研究結果もでています。
これは、一日の総座位時間が4時間未満の成人に比べ、4~8時間、8~11時間、11時間以上と長くなるにつれて、総死亡リスクが11%ずつ高まるといったものです。
さらに、日本人における死亡リスクのトップスリーに「運動不足」がランクインします。
(ちなみに、1位:喫煙、2位:高血圧、3位:運動不足です)


では、座りっぱなしの何が問題なのでしょうか?
座るという動作自体は、人の身体構造として問題なく動作できます。人のお尻の筋肉は、どの動物よりも大きい割合になっており、臀部のトレーニングが全体の筋肉量アップにもつながります。脚力をしっかり使うためには、臀部(お尻)の筋肉が必須です。よくサッカー選手や野球選手も、お尻がしっかり大きくて筋肉量が大きい選手がパワーあるプレーをされたりします。長距離の陸上選手でも、臀部がプリっと、しっかりついている方が脚の運びがスムーズになります。
臀部を鍛えるためには、立位(立った状態)で股関節を動かす運動が必要です。歩く、走る、などの有酸素運動は付随的に使えますし、スクワットなどの筋力トレーニングでも臀部を鍛えることができます。
さらに、臀部には先ほども出てきた「股関節」という大きな球関節があります。この関節を支えているのが骨盤といわれる部分で、このあたりは腰と言われる部位に直結します。腰とは「月(にくづきへん)」に「要(かなめ)」と書くように、体の要になる部位です。背骨の支えにもなる骨盤は、臀部の筋肉で支えられています。この臀部が衰えると、立っているときにも座っているときにも、骨盤が安定せずにグラグラします。

骨盤が安定せずグラグラする
 ↓
背骨が安定せずグラグラする
 ↓
体がぶれるのを無理やり正そうとする
 ↓
他の筋肉や関節に支障がでる
 ↓
腰以外の部位に痛みがでてしい、動くのが嫌になる

といった流れが多くあります。このとき、ポイントなのは「どこからの不調で体に痛み(不具合)が発生しているのか?」です。


人は痛みがあると、その部位や箇所に「原因がある」と思い、その箇所を一生懸命治そうとします。
本来の原因は別のところにあるのに、です。腰が痛い場合には、たいてい足元からの不具合です。
肩や背中は腰、といった具合に、基本下から不具合が発生している可能性が非常に高いと言われています。
(あくまで外科的な話です。内科的疾患は別の原因も往々にあります)

話を戻します。
座っている状態が長いと、この骨盤を支えるための筋肉が使いにくく、かつ骨盤の安定を行うための腹筋なども使われにくい。結果として骨盤から背骨までのラインが崩れ、姿勢悪化から無理に治そうとするとほかの箇所に支障をきたす。この程度で死亡リスクが上がるか?と思われがちですが、運動不足=体を維持する筋肉不足に陥りますので、そうなれば平熱も下がり免疫力も下がります。平熱が低いと、体内酵素の力も抑えられるので、内臓にも負担がかかり、内科的疾患にかかるきっかけになり得ます。

「と、いうことは、何とか一日に座ってる時間を4時間以下にしなくてはいけないということ!?」と考えるかもしれませんが、いきなりいつもの半分以下にすることは難しいでしょう。特別なことをしなくとも、まず自分の現状を知ることが大切です。
本当に一日どのくらい座っているのか?少しの工夫で座る時間を減らすことはできないか?を考えてみてください。フィットネスクラブに通うことも一つかもしれませんが、絶対ではありません。あくまで、方法の一つ、です。

皆さんにとって、どんな生活が心地よく過ごしやすいのか。
少しの工夫(ハック)で、どんな良い結果がイメージできるか。
ぜひ、ご自身の一日を振り返るきっかけにしてくれればと思います!